平常時に脈拍数(=心拍数)が120を超えて、病院へ行った時の話をまとめています。
症状
血圧を測った時に、脈拍数が1分間で120を超えていました。
運動などをしていない安静時に脈拍数が120を超える場合(安静時は60~100が普通)、どこかに病気が潜んでいる可能性があるので病院へ行った方が良いとすすめられ、病院(循環器内科/循環器科)へ行くことにしました。
▼今回の症状・状況▼
安静時の脈拍数が120を超えた。
脈拍を計測するまでは、体に特別気になる症状などは無かった。
計測後に、駅の階段を上っただけで呼吸が乱れて、息がしづらくなっているという事を思い出した(少し動いただけで疲れる)。
胸の痛みも以前、数回あった事を思い出す(頻度も少なく、一瞬だけ少し痛んですぐおさまったから気にしていなかった)。
その後、意識して生活していたからか、マスクをすると少し苦しい感じがしたり、座りから立ち上がる、立っている状態から寝る、前屈したりするときに心臓がバクバクなる時がある事に気づく。
息が少ししづらいからか、のどぼとけ辺りに違和感を感じる。
健康診断で中性脂肪値が高かったことと腰痛が発症したことから、1か月前に軽い運動(ウォーキング)を始めている。
運動を始めた上に、2か月前から虫歯の治療で多くの抜歯を行い、食事の量も少なくなっていた事からか、体重が2か月で4キロ減っている。
120を計測した後に帰宅し、寝る前に家で測ると90前後だった。
もともと脈拍数は80台。
1年程前も不整脈があり、その時は脈がとぶ「期外収縮」で受診している。その際はレントゲンや心電図、心エコーさらにホルダー型心電図検査をして異常なし。その後たまに脈がとぶ症状はあったが、頻度も少なかった。「頻脈」は今回初めての症状。
検査内容
循環器科は人生2回目。
近所で気になっていた、外観がとてもきれいなクリニックにしました。
建物の中もとても清潔感があります。
土足も厳禁。スリッパです。
さて、本題。
受付を済ませ、待合室で待つこと30分。
診察室に呼ばれました。
診察室では、まず問診で現状を話しました。話した内容は前述した「今回の症状・状況」の内容になります。
問診の後、血圧/心拍数を測り、そこでも120を超える値が出ました。
次に心電図をとりましたが、特に異常は見当たらず。
心電図を撮る時、横になっている間は心拍数が減っているので、不整脈ではないんじゃないかと医師から言われ、貧血や他の病気の可能性を見るために血液検査(採血)をしました。
診断結果
そして後日、血液検査の結果から、以下の病気だという事が分かりました。
病名:甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)
こちらが血液検査の結果です。
甲状腺機能亢進症というのは、甲状腺を刺激する異常な物質が血中および組織の中に存在するため、血中に甲状腺ホルモンが普通より多く分泌されてしまう病気との事です。
血液検査の「FreeT3(FT3)」「FreeT4(FT4)」の値が高くなっているのが、甲状腺ホルモンが普通より多く分泌されていることを示していて、また「TSH」がかなり低くなっているのも甲状腺機能の異常を表しているようです。
そもそも2カ月前に健康診断で血液検査をしたのに、その時は何で異常が見つからなかったんだ…と思い、後で確認してみたのですが、普通の健康診断の血液検査では甲状腺ホルモンの項目は入っていないケースが多いらしいです。
さて、原因が分かったのですぐに治療へ!と行きたいところですが、
甲状腺機能亢進症の原因となる病気は、バセドウ病や亜急性甲状腺炎などいくつか存在するようで、これを判断するためには「循環器科」ではなく「内分泌内科」に行かないといけないらしく、その検査のために大きな大学病院を紹介しますと言われました。
病院で診察を受けて、大学病院を紹介されたのは初めてだったので、かなり重症なのかなと思いましたが、そもそも内分泌内科自体が少なく、ちゃんとした設備が揃っているところが大きい病院しかないと説明を受け、紹介状を書いてもらいました。
また、大学病院で検査を受けるまで心拍数がずっと高い状態を放置するのはあまり良くないのでと、その心拍数を抑える薬『ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「JG」』を処方いただきました。
こちらの薬は心臓の収縮をゆっくりするため、血圧を下げる効果もあるらしく、低血圧の方の服用は注意が必要らしいのですが、私血圧がやや高めなので全然問題ないとの事です。
原因解決ではないんですが、この薬を服用するとすぐに心拍数は抑えられました。
やっぱり薬ってすごい。
費用
初診(各検査):5,790円
2回目(検査結果の確認):2,000円
※薬代含む
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