こちらの記事では、私が大腸カメラ(大腸内視鏡検査)をはじめて受けた時に感じた事、検査中の痛みや、検査にかかった時間や費用など、実体験をレポートにまとめています。
私自身、初めての大腸カメラは不安がいっぱいだったので、これから検査をうける方、または受けようと考えていて少し不安な方に向けて、私の思った事や感じた事を出来るだけそのまま綴っています。
検査までの経緯
私が大腸カメラ検査をうけるようになった経緯や、検査前日の食事制限や、検査当日の下剤の使用については、以下の記事でまとめています。
検査当日の事
さて、さっそく検査当日のお話をしていきます。
自宅で下剤を服用(#03)し病院へ向かいました。
事前の説明で、検査中にポリープが発見された場合に小さいものであれば(同意の上)その場で切る事もあるようで、数日入院できるような準備をしてきてほしいと言われていたので、着替えなどを数枚もって家を出ました。
病院へ到着し、受付を済ませます。
どうやら本日は検査する人限定の日らしく、受付前に他の患者さんはいませんでした。
受付では本日の検査番号が記されたクリアファイルをもらいました。
そのクリアファイルを持って、検査を行う病棟(検査棟)へ移動します。
検査棟へ入るとすぐに看護師さんに声を掛けられ、更衣室で検査着に着替える事に。
下着も含め、身に着けていたものを全て脱いで検査着に着替えます。
大腸カメラをやるからか、検査着のパンツは後ろにカメラ挿入用の穴が開いていました。
着替えが終わって看護師さんに話しかけると、検査棟入口にある休憩室(待合室)のような場所で待つことになりました。
ここで待っていれば呼ばれるようです。
この待っている時間に、検査はどんな感じなのか、痛みはあるのか、何かヤバいものが見つかるのではないかと、色々想像してしまい、不安からか少し緊張していました(-_-)
そんな感じで待つこと20分。
検査番号が呼ばれたので中へ。
いよいよです。
中に入ると長い廊下があり、その廊下の両サイドにカーテンで仕切られたベッドが1つ入るくらいの小部屋が並んでいました。
そのうちの一部屋に入ってベッドに仰向けに寝るように指示されます。
そして点滴を打たれ、しばらく横になりながら待つことになりました。
ちなみにこの点滴は、脱水予防や検査中の薬剤投与を迅速に行うためのものらしいです。
横になった状態で結構待ちました。
もうこの時点ではある程度腹をくくっているため、不思議と不安や緊張は無くなっていました。
横になった状態で20~30分くらい経ち、ついに看護師さんが部屋のカーテンを捲り入ってきました。
ついに検査のようです。
私、仰向けに寝て点滴を打っている状態だったのですが、そのままの状態で検査室に運ばれました。
ベッドじゃなくてストレッチャーだったのですね。
なんかドラマで見たような、これから手術を受けるような、そんな感覚がありました。
検査の様子
検査室に到着。
なんか周りに色々な機器があります。
鎮静剤を使用した検査なので、まず点滴で鎮静剤を投与。
以前に歯科で静脈内鎮静法という鎮静剤を使った治療を受けたことがあるのですが、その際は治療時の意識はなく、眠ったまま治療を受けて起きたら終わっていたという感じでした。
今回の鎮静剤もそんな感じなのかなと思いましたが、弱いものだったのか全然ぼーっとしたりせず、終始完全に意識や感覚がありました。
なので、検査中の事もよく覚えています。
まず、お尻の穴に何かゼリーみたいものを塗ってカメラを挿入します。
私、いぼ痔を患っているため、お尻にカメラを入れられるのは慣れています笑
お尻付近に何か挿入されているという感覚はありますが、その後奥にカメラが進んでも、お尻付近以外の感覚はありません。
また、感覚があるお尻付近での痛みや不快感は特にありませんでした。
カメラが奥に進んでいくにつれ、たまに何かお腹の付近にあるな、何か通ってるなという感覚がありました。違和感というか何かあるなという感覚だけで、気持ち悪くなるという事は無かったです。
それと検査中の痛みですが、少しお腹が張る感覚がしたときに、小さな痛みが出る時はありました。2,3回程度だったと思います。ただ違和感に近いような痛みだったので体が反応するような強い痛みはありませんでした。
大腸カメラは、まず一番奥まで挿入してから、引っ張り出しながら部分部分の写真を撮って診ていくらしいのですが、大腸がくねくねしているため、カメラを強引に入れると大腸が変形して前述した痛みが出てしまうらしく、出すときより入れる時の方が難しいようです。
なので私の検査中も、大腸のくねくねにあわせて綺麗にカメラを通すように、体を横向きにしたり足の位置を変えたりしながら、先生が私に体勢の指示を出して、うまく入れてくれました。先生の腕も大腸カメラの痛みの有無には結構関係しているみたいです。
さて、カメラが一番奥まで行けば、とりあえず検査自体は一安心。
もうくねくね道にカメラをうまく通す作業がなくなるため、検査中の張りや痛み等はなくなります。
あとはヤバいものがないかどうか、部分部分を悪いものがないか確認して写真を撮りながらカメラを出していきます。
検査は15分くらいで終了しました。
検査直後に先生から、盲腸(大腸の一番奥)に腺腫(ポリープ)が見つかったが、見た目やサイズ(5mm)から悪性とは考えられないため、また1,2年後に検査をうけてその時に切るなら切っておいた方がいいと言われました。
今回の検査中に切る事も可能だったようなのですが、今回は大腸カメラの直後に胃カメラをやる予定になっていて、このタイミングでポリープ切除をしてしまうと、胃カメラが出来なくなるとの事で、今すぐ切らないといけないというものでもなかったため、今回切除は行わないという判断をされたようです。
そして、大腸カメラ後に胃カメラの検査も併せて行いました。
胃カメラの体験レポートは以下の記事で作成しましたので、気になる方はこちらも見てみてください。
大腸カメラ(15分)、胃カメラ(10分)、あわせて30分程で全て終了しました。
検査終了後、ストレッチャーで先ほど休んでいた小部屋に運ばれて10分ほど横になっていました。
その後、更衣室で服を着替え、医師から検査結果の説明を受けました。
検査結果は、先ほどもお話しましたが、
盲腸に5mm大の腺腫(ポリープ)が見つかりました。
また、胃カメラでは、軽い逆流性食道炎があったようですが、治療が必要なほどではないとの事でした。
検査2日前に受けた血液検査結果と、
検査時のカメラ写真もいただきました。
血液検査とカメラの検査結果から、特に大きな問題は見られないという診断結果になりました。
冒頭での「検査までの経緯」でもお話しましたが、私はこの度、体重減少の原因を調べるべく検査をうけていたため、
今回の検査結果を持って、さらに別の箇所を検査してもらうために、以前に甲状腺を診てもらっていた事がある大学病院への紹介状を書いてもらいました。
それと、検査後には1~2時間ですが、
軽い食事制限等があるようです。
その後会計、
検査費用:10,770円
帰宅後、オナラがたくさん出ました。寝る前~翌朝くらいまで断続的に出ていたと思います。我慢して貯めるとお腹が痛くなってくるので、我慢せずに出していました。どうやら検査で大腸内に空気をたくさん入れていたのが原因らしく、内視鏡カメラでの検査後にはよくある事のようです。
また、胃カメラ検査時に鼻と喉に麻酔をしているため、2時間くらいは麻酔の影響で、鼻の奥、喉、舌に違和感が残っていました。麻酔が切れても、胃カメラを通した鼻に違和感が少しだけ残っていましたが、その違和感もその日のうちには無くなりました。
最後にまとめると、
▼▼まとめ▼▼
大腸カメラと胃カメラ(体験談)を同日に行った。
検査前日から食事制限等があり、当日には約2リットルの下剤を飲む必要があった。
検査自体の時間は、大腸カメラ15分、胃カメラ10分と短いが、前日からの食事制限や下剤の服用、病院への往復、受付、着替え、待ち時間、検査後の休憩や、検査結果を聞いたりすると、トータルでそこそこ時間は必要。
大腸カメラは、大腸内にカメラを進める時に、お腹が張るような小さな痛みがあった。違和感や気持ち悪さはなし。
胃カメラは右の鼻の穴から挿入し、痛みはなし。気持ち悪さや嘔吐反射も無かったが、麻酔の影響で鼻やのどの違和感は検査後2時間くらいは残る。
大腸カメラ、胃カメラ検査にかかった費用は、合計で10,770円だった。
検査後(数時間)の食事や行動等についても制限(注意点)がある。
検査後は体内に空気がたまっているため、おならがたくさん出る。
▼帰宅後の履歴メモ▼
20:00 夕食 卵がゆ、野菜(レンチンで柔らかくした)、餃子3個、かきぴー をゆっくり食べる
21:30頃 脇腹(胃)のあたり?に少しだけ痛みあり、おなかは夕食で食べたものを消化してるのかグルグルなっている。
23時過ぎに就寝
翌朝起きて、また空気が貯まってるのか、おならを何回か出して、以後もうおならは出なくなった。
翌8:25 排便(下痢)。色は普通
翌日の朝ごはん以降は通常通りのメニュー、いつもと同じ量を食べた。
昨日多少あった、おなかの空気(おなら)や、わずかなお腹が張る痛みもなくなっていた。
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